山形・県内旅行〜2日目・1日目

2005年8月6日 東北芸工大-わら口そば(大石田)-文翔館-丹野こんにゃく(上山)

そばを食べに行く途中・大石田付近↓


 朝、山形市内、東北芸工大へ。一緒に旅行しているOさんの息子さんが、芸工大の美術科(彫刻)の院生ということで、 Oさんに学校内を案内してもらいました。
 芸工大は、私の自宅から車で5分程度の場所なのですが、めったに行くことはありません。 しかしながら…本館の7階には、ギャラリーがあったり、美術科(彫刻)の建物周辺に学生のすばらしい作品が所狭しと 置いてあったり…まるで、学校全体が美術館のよう、いろいろ刺激を受けました。写真の4作品(右、下)は、 Oさんの息子さんの作品、いずれも展示の終わったものだそうです。(鉄製の物は野外に放置すると、 すぐに赤くさびてしまうらしい…もったいない!)…ここは、僕の新たな散歩コースになりそうです。



 その後、そば街道の「わら口そば屋」(→写真)へ。ここの蕎麦は山形では珍しく「真っ白」。 手打ちで、太め、短めの麺です。大板そばを注文しましたが、なかなかのボリューム、かなりお腹一杯になりました。 付け合わせの茄子、キュウリのお漬物や追加注文のゲソ天も美味しかったです。



 大石田周辺の風景。昨年6月初めて通って以来、よく来ます。そば街道の山道から突然、開けてくる最上川、 大石田町の景色が大好きです。(この日は、逆からでしたが)




 食後、山形市内に戻って文翔館(2005年1月/ 2004年8月)に。 今日は、館内をボランティアの方に案内してもらいました。この建物、正面からは全く気がつきませんが、 実は総レンガ造り(→中庭のレンガがそのことを示している…)。入り口の大理石の柱も、 レンガの外側に大理石を貼り付けている構造(叩いてみると分かる)で、現在は、耐震上の問題から、 レンガをくり抜いて芯を入れているそうです。初めて知りました。








↑写真の議場ホールはじめ、リノリウムの床の部分がたくさんあります。特に柔らかい場所は、 間に藁が入った構造で、痛みやすく、大事に扱わなければならない、とのことです。



 昭和50年代まで、県庁として使われていた建物を10年間かけて、修復・復元して無料で一般公開しているのですが、 ここのすばらしいところは、文化財にもかかわらず、今なお、現役の建物として、コンサートや地元のサークルの集まりなどに 使われていることです。普段使っている建物のすばらしさを、改めて実感。「解説」してくださった、ボランティアの方、 ありがとうございました。

↑天井部分の飾りは、梯子に登って、職人が手で一つ一つ作っていくという、昔ながらの方法
で復元されています。
←この煙突も復元されたもの。

 続いて、閉店間際の「こんにゃく番所」(上山市、丹野こんにゃく)へ。1500円のこんにゃく懐石(1000円〜)を食べました。 何から何までこんにゃく! その創造力、可能性に感動!
 ラ・フランスのこんにゃくみぞれに始まって、こんにゃくのお刺身(↓写真上)、 こんにゃくを使ったそばとその揚げ物(↓写真下)、お米とこんにゃく半分ずつのお粥、黒豆とこんにゃくを煮た物など、 こんにゃく尽くしでした。(60種類以上メニューがあるそうです)